もし
保健室の先生に
「卒業したらどうするの?」
と聞かれた。
「就職します。」
と答えた私に先生は
「え、意外!てっきり看護師さんとかになるのかと思ってた!!」
と言うのです。
「なんでですか?」
と私が問うと
「だって、テキパキ働けるし、判断力あるでしょ?」
なんて言われて、苦笑いで返しました。
私がもし看護師になっていたら。
救いたいと思う人と救いたくないと思う人の2種類に分けてしまうから。
だから『ならない』のではなく、『なれない』んです。
ざまぁみろ。
うちの母は怒ったら手がつけられないのですが、そんな怒った母を1度だけ泣かせたことがあります。
その時はなんの喧嘩だったか忘れましたが、お金が絡んでいたと思います。
「私なんかにお金をかけなくていいよ。」
という私に母は泣いていました。
「私なんか」と言った事に悲しみを覚えたのか、それともそんな事を言わせてしまったと思ったのか、よく分かりません。
でも私は心から
ざまぁみろ
と思ってしまうのです。
白
「死ぬ時は、白いワンピースが着たいな。」
僕に微笑みながら言った彼女は、1週間後に死んだ。
17歳と2ヶ月。
誕生日会をつい先日したばかりだった。
冬に死んだ彼女は、肌がただでさえ白いのに棺桶の中で白いワンピースを着て少し微笑んでた。
おかしいな。
君は死んだはずなのに、まだ息をしているように見えるよ。
心の中
貴方にこの心の中のものを伝える気はさらさらありません。
見て、聞いて、誰にも言わずに1人で満足します。
貴方に彼女ができた時は、お祝いします。
大きな拍手と共におめでとうって全力で言います。
そんな女じゃだめですか。
好きな人に好きと言えない女じゃだめでしょうか。
年の差
私はいつも年上を好きになります。
今回好きになった人もとっても素敵です。
もう声を聞くだけで、姿を見るだけでいいんです、それだけで、充分好きだって分かるくらい好きです。
この前、写真を撮ってもらったんです。
でも、もう1枚撮って欲しくて。欲張ってお願いしました。
忙しそうで、迷惑をかけてしまったと深く反省しました。
あ、そうでした、私がいつも年上の方に振られる理由は、「迷惑だから」でした。
一時の、たった一時の、その一瞬の恋心も迷惑ですか。
呪い
私の母は、お酒に酔うと私に暴言を吐いてくる人でした。
そんな母は直ぐに物に当たります。
私の父は、偏見がとても多く謝らない人でした。
そんな父は直ぐに物に当たります。
そんな二人は今日も言い争うことの無い喧嘩をしています。
私はあなた達にとってなんですか。
そんな思いをたくさんしました。
私は結婚をしたいとは思いません。
母と父の血が私の中に通っていると思うだけで、もう結婚生活など上手くいかないとどうしようもなく思ってしまうのです。
そんなことを思うのは呪いでしょうか。
期待
いつもLINEを送るのは私で。
いつも心配するのも私で。
私からなにかする事で何かが君から返ってくるんじゃないかと思ってた。
でもそんなことなかったね。
一度だってそんなことなかった。
期待してた。
ごめんなさい。