綴り

主に私の妄想置き場です。サボったらごめんなさい。

小さい箱。

『君の声を聞けるだけで、その日は1日幸せだった。

 

君に好きって言われた時は、あぁもう世界が本当にバラ色だった。

 

君に触れられるだけでもうそれで十分だったんだ。

 

これっきりで君の声や姿が見えないのが残念だよ。

 

ねぇ、好きよ。これから先も。』

 

 

 

「俺も。」

 

もう届かなかった。

だって、もうお前は目を開けてはくれやしないし、可愛い声も聞かせてくれないし、もう俺に好きなんて言ってやくれない。

 

俺の可愛い恋人は、小さい箱に入ってもう動きやしない。