綴り

主に私の妄想置き場です。サボったらごめんなさい。

一夜

今日も家に帰ると、両親はいない。どちらとも、違う相手と一夜を明かしに行った。

 

どうしても、一人きりの夜が嫌で、テーブルの上に置かれた高校生の私には多すぎるお金が嫌で。

 

 

私も夜の街に飛び出した。

 

男の人に抱かれれば、周りから、気持ち悪いだの、尻軽だの、罵られた。

 

でも、そんなのどうだってよかった。

 

たった一夜を一人で明かすのが、どれだけ寂しいか知らないでしょ。

誰かも分からない人肌がこんなに暖かいと思うのなんて知らないでしょ。

本当は誰かにお前は必要だって言ってくれるのを待ってたのなんて知らないでしょ。